3日目は、この旅のメイン・イベント、
標高4158mJungfrauへ。
といっても、雪山を歩ける装備も技術も体力もないkankoたちは、もちろん登山鉄道に乗って
”トップ・オブ・ヨーロッパ”の愛称で親しまれるヨーロッパ最高地点の鉄道駅、標高3454mの「ユングフラウ・ヨッホ」目指すんだけどね。
なんと、スイス人はアルプスの高かーい山々の胎内に穴を掘り、登山鉄道をを引き、展望台まで作ってしまったわけよ。
Grindelwaldを朝8:35分に出発し、列車はぐんぐん登ってKleine Scheideggで乗り換え。
ここからは赤い電車。アルプスの雪山と緑の草原に赤い列車がよく映えていた。
多くのロッククライマーが挑んだEiger(標高3970m)北壁の真下を通り、電車はEigerの中をさらに登っていく。
スイスの列車の車内放送はドイツ語・フランス語・英語は当たり前だったが、この列車はさらに、イタリア語・中国語・韓国語・日本語(もっとあったかもしれない)で行われていた。世界各国から、トップ・オブ・ヨーロッパを一目みようと多くの観光客がやってくるのだなぁと実感。
最終駅につくまでに途中2駅で5分ずつ停車。アイガー北壁に穴をあけた展望ポイントが設けられて写真を撮るなどできる。
アルプスの中の駅はたいていトイレがきちんと完備されていて(それも素晴らしくきれい)、この途中の駅にもしっかりあり。おばちゃんたちは猛烈ダッシュ!
風景よりもまずトイレの中高年には欠かせないポイントのようでした。
Eiger北壁を目指し命を落としている人もいるわけだから、そんな北壁の真下を通って簡単に来れちゃうのってスゴイよなぁ。サンダル・ハイヒールの避暑地ワンピのお嬢様風の人もいたよ。
標高が高くなるにつれ、だんだん寒くなってきたので防寒のためにもってきたパーカーを着とく。
↓これが展望台
駅に着いたら、まず見晴らしのよい雪原へ。一面に広がる大迫力の氷河とどこまでも続くかのような雪原。
思わず、言葉を失いました。
よく見ると、米つぶのように見える人の姿も。歩いてここを目指している人もいるようだ。
誰でも氷河を見ながら歩けるように片道45分のハイキングコースがあり、挑戦してみたかったが、kanko夫の靴がかなりしめってきてしまったのでやめておいた。アイゼンは必須アイテムです。
スキーやソリなどで遊ぶポイントもあって、子供たちも楽しそう。
その後、「氷の宮殿」へ。地面がいきなりアイススケートリンクのように滑るので要注意!ここは天然の氷河にトンネルを堀り、ペンギンちゃんなどの氷河の彫刻が置いてある。
冷凍庫の中にいるようにかなり冷えていて、暑い日には気持ちいい。
歩きはじめた当初は、手すりにかじりついてへっぴり腰だったkankoたちだけど、すぐに歩けるようになるので大丈夫。ヒールサンダル・避暑地風ワンピースで来ていた女の子は、さすがにここは来れないだろうなぁ。
登山列車はスイスカード提示で25%引きになったとしてもかなりのお値段はするが、この壮大な雪景色を見るのは一見の価値アリ。
この展望台には富士山にある簡易郵便局と姉妹提携を記念し、日本のポストが設置してあった。世界一高いポストから、家族と自分たち宛てに手紙を出し、
トップ・オブ・ヨーロッパに別れを継げた。
続く