oxfamでボランティアした帰り道、気になることが。
いつもの通り道。ボランティアに向かう時は
だったのに、17時を過ぎると、
いつのまにか長い列が出来ているのです。
初めてみた時は、「人気のライブハウスかな。それとも激安チケットショップかしら~?」なんてと思ってしまいました。
しかし、よく見ればこの建物はThe Salvation Army。
日本にも支部のあるNGO「救世軍」の施設でした。
kankoは救世軍といえば、お買い得な物が見つかる「救世軍バザー」
しか思いつきませんが、(また買い物ネタ)
実は↓の活動を行っている団体です。
救世軍は、19世紀末、英国では資本主義の発展にともない貧富の差が広がり、諸大都市でさまざまな社会問題が発生。その状況に心を痛めたプロテスタント・メソジスト派の牧師ウイリアム・ブース(William Booth)が社会的に立場の弱い人たちを支援するために設立した軍隊式キリスト教会。国連に正式登録されたNGOで、ホームレス支援の他、売春婦の更生、幼児虐待防止など、世界107か国、約9000か所以上に及ぶ社会事業・医療事業・教育事業に発展しているとのこと。(このサイトを参照)。
救世軍って英国が発祥だったのね。
ここでは、平日の17:30からシャワー、ベッド、衣服、食事を提供しているようです。
しかし、ここに並んでいるみなさん、ホームレスにはどうも見えなくありませんか?
kankoがライブハウスの列だと間違えても無理ない?
言葉は悪いですが、日本のホームレスはすぐにホームレスだと分かることが多いと思います。
英国は、ホームレスへの支援対策が整っているからなのでしょうか?
ホームレス支援といえば、コレも英国発祥ですね。
The BIG ISSUE。
『ビッグイシュー』は1991年に英国で創刊し、世界(28の国、55の都市・地域)に広がったホームレスの人しか売り手になれない雑誌。ビッグイシューの使命はホームレスの人たちの救済(チャリティ)ではなく彼らの仕事をつくることにあります。2003年には日本でも創刊。(ビックイッシュー日本版より)
街角で売っていたので、kankoも買ってみました。一冊、£1.40。
英語は流し読みですが、社会的なニュース記事をはじめ、音楽や映画、アートの情報など。
『週刊金曜日』と似たような感じかな。
この雑誌は、編集の仕方がなかなか良いですね。
英国でよく見る雑誌は、特集記事が広告で分担されていたりして、すっごい読みにくいのが多いんですよ。BIG ISSUEは広告が記事と記事の間に挟むようにしてあり、好感触。
多くの雑誌のトップページは編集長の言葉が載せてありますが、この雑誌は最終ページに編集後記と読者からのお便りが掲載されていて、日本の雑誌の構成によく似ているなぁと感じました。
それにしても、oxfamや救世軍等、社会的に立場の弱い人たちへの支援が英国が発祥となって世界に広まっていることには驚きました。
英国にきて、物、人サービスに触れ
「もっと日本を見習おうよ!(特に地下鉄のTUBEは日本のMETROに研修に行っとけ!)」と思うことは多かったですが、英国に見習うべき点も多いのかもしれないな。