仕事中は好きなBGMをかけてよいというので、日本から持ってきたCDを選んでみました。
kanko夫の友人がやっているバンド「
unista」、そしてスーパーセンチメンタル・インテリジェンス・チンピラ・ロックンロールバンドの「
ザ・バカンス」をチョイス。
メジャーどころとして「
ゴリエ」も選んでおきました。
まずは、
unistaからかけてみます。ボーカルのゆうちゃんはkankoと夫のウェディングミニパーティ(送別会)で演奏してもらったギタリスト。
渋谷DESEOを拠点に頑張っている注目バンドです。
♪ユニスタのさわやかな歌声がoxfamに流れます。・・・・・・。反応なし。
unista初のUKデビューでしたが、窮地においこまれました。
UKではさわやか系がウケないのか?
お次は、沖縄出身のスーパーセンチメンタル・インテリジェンス・チンピラ・ロックンロールバンド「
ザ・バカンズ」。kankoと夫のお気に入りのバンドです。これは、まぁウケていました。UKロックとノリが近いのか。
最後の切り札、「
ゴリエ」のMikeyでどうだ!
おぉ!一番よい反応です。さすが、ヒットチャートになっただけありますな。
ジャパニーズ・ミュージックのことはさておき、
今日は、アフガニスタンから来たミーナのお話。
ミーナーは英語が得意でないため(会話は超スムーズだけど)、大学に通いながらOxfamでボランティアをしています。
英語の出来ない新人のkankoにも、とても親切にしてくれる優しい女性。
ミーナはkankoよりも2週間前にボランティアをスタートし、既に値札付けを担当しています。
しかし、ミーナの値段の付け方の感覚には??? と感じることもしばしばあるのです。
少々汚れがあるものの、かなり状態のよい
WEDEWOOD・ジャスパーの一輪挿しとミニ皿、ミルクポットが寄付されました。WEDGWOODといったら英国の有名陶器ブランド。あまり詳しくないkankoでさえも、結婚式の引き出物等で見たことありますから、だいたいの相場はわかります。
値札を付ける前に汚れを落とす作業をしていたら、
お客さんに「それいくら?」と言われました。
ミーナは、しばし悩んだ結果、「3つセットで£4(約800円)」でOKというのです。
えっぇつ、ミーナ姉さんってば、いくら古い型のWEDEWOODだとはいえ、3つセットで£4はないでしょ~?
この小さい小皿だけで、ロンドンの三越で£15で売ってたぞー!
「安すぎない?」と聞いてみたもの、ちょっと汚れがあるからいいらしい。
一方、どうみても99Pくらいでないと売れないような「ガーリック料理のレシピ本」に£3.99(約800円)を付けている・・・・。
おそるべし、ミーナの相場感覚。
そして、このミーナ。私が日本人だと言っているにもかからず、
「kankoは中国語が分かるよね?」と中国語の本を薦めてきます。
中国語を練習するための単語カードです。
売り物にならないというので頂きました。
いくら同じ漢字の国だといってもね・・・・。
文法も発音も違うのよ。
夫もkankoもロンドンでは、よく「ニーハオ!」と声をかけられます。
欧米やその他の国からしてみれば、アジア人は中国人として一くくりにされてしまっているようです。
中国語が少し話せる夫は、そのまま自分は中国人だと言っているみたいだけど・・・。
(えせ、中国人めが)
まぁ、kankoたち日本人からしても、白人は英国人なのかアメリカ人なのか、はたまたその他のヨーロッパの国なのかは、見かけだけでは全く区別がつかないけれどね。
ミーナよ、日本人は中国人とは違うのだよ。