本日はマネージャーが休みで、朝から寄付されたものを運んだり、仕分けしたり、キャッシャーに入ったりして本当に忙しかった。
その上、午後から来る予定だった子が急病で来れなくなり、裏番長のおばあちゃんとkankoの二人。裏番長は下の階のキャッシャー、kankoが上の階のキャッシャーにそれぞれ一人で入る。
絶対に何か起こりそうと思っていたら・・・
やっぱり、あった。初めて万引きを目撃してしまいました。
もしかしたら、他のチャリティーショップでも常習犯かもしれませんので、犯人と犯行の特徴を書いておきます。
閉店の5分前に、
2人組の女性が入ってきました。
一人は緑のチェックのショッピング・カートを持った東欧系女性(推定年齢35歳。身長170センチくらい、細身、黒っぽい長い髪をオールバックにして後ろで一つにしばっている。服装はセーターにブーツインした細身ジーンズ着用)。仮に名前を
ビッグとしておきます。
もう一人は、マドンナにかなり影響されている思われる奇抜な服装をしたショートボブの金髪の女性。(推定年齢40歳。身長158センチくらい、細身、海軍の帽子をかぶり、真っ赤なカットソーに、黒のレザーのミニスカート、網タイツにヒールの黒ショートブーツ。サングラス着用。そしてキューピーブロンドハッピーMAXのように、小さな白い犬を連れている(チワワではなく、
TINTINのスノウィーみたいな犬))。仮に名前を
スモールにしておきます。
ビッグと
スモールが店内に入ってきたとき、スモールのSMみたいな格好にまず圧倒される。
どう、コメントして良いものやら・・・。あのースイマセン、その格好でドチラへ・・?犬を連れている縄がムチに見えるぞ。
きっと自分はマドンナになりきっているハズ・・・。
「ハーイ♪」なんて愛想良く
スモールが挨拶してきて、婦人服売り場を物色。そして、今まで手に握っていた犬の綱を放し、犬は店の中を自由にぐるぐる回っている。
ビックは直ぐににいろいろとkankoに話しかけてきた
「ジーンズはもっとないの?」「新品の洋服はないの?」「(ショーケースの中のもの差して、これ見せてくれる?」
そして、ビッグが「このスーツのサイズはいくつ?」
とkankoに聞いている隙に、
スモールが商品のコートをハンガーから外して、店のドアを開け、外に出ていった犬探す
フリをして、外に向かって犬の名前を呼んでいる。
これは、絶対に怪しい!と思って
、「Excuse me!!!」と強くいって近づくと、スモールはそのまま走って逃げた。
すると、ビックが「あら、このスーツ、ちょっと私には大きいからやめておくわ」と、そのまま店から出ようとするので
「あなたの友達、コートの代金払わないで走っていったわ」と言うと、
「え~、あの人、私の友達じゃないわ。知らない人よ」と。
ウソコケー。さっきお互いに名前呼び合ってじゃないか!!
その間にキャッシャーには列が出来てしまって、慌ててレジに戻ったので、ビックを追及できないままに終わってしまった・・。
あー本当に悔しい!悔しい!悔しい!
「一人が店員の注意をそらしている間に、もう一人が盗み実行する」という、よくある手だったけど、全てが巧妙に仕組まれた二人組の作戦。
まず、忙しい閉店間際を狙う。
そして、犬連れはもちろん作戦。
犬を放してわざと外に出し、犬を探す
フリをして商品を持ったまま外に出ていく。
もし、その場で店員に止められたとしても、「犬が何処かいっちゃって」と弁解するつもりだったのだろう。
もし、kankoが万引きした
スモールの後を追っていたら、その間に
ビッグは自分の緑のショッピングカートの中に何かを入れ込む作戦でいたというのが容易に想像がつく。
ゴブラン織りのような良いコートだったので、被害額£20(+α。他にも何か盗まれていると思われる)
これからの季節、コートを売り出していくのだけれど、薄着で来る客は要注意だね。
ハンガーから外して、あたかも自分のコートのように脇に抱えてそのまま店を出るなんてこともある。
スモールがコートをハンガーから外して、腕に抱えた時点で、コートをカウンターで預かっておけば良かった(
深く、反省デス)
絶対に、次は逃さないからな~!